あなたも一度は見たことがあるだろう。
『次のページへ』
『続きを読む』
といったウザい文字をクリックしないと続きが読めないゴミサイトを。
無駄に細かくページを分割し、やたらとページをめくらせる。
なぜ彼らはこんな面倒でしかないことをやらせるのか?
目次
ページ分割がうざい理由
ページ分割がウザい理由。
それはクリックして新しいページに行くたびに若干の読み込み時間がかかるからだ。
本来なら単純にスクロールすれば読めるはずの文章である。
なのにわざわざ無駄な手間をかけさせ、おまけに余計なロード時間でユーザーを待たせる。
文章量が多いなら百歩譲ってまだ分かる。
5chのように延々とスクロールしなければならない文章量なら、ページを区切ることによって多少見やすくなる効果もあるかもしれない。
だがたいていは分割する必要のない非常に短い文章を5ページぐらいに区切っている。
こんなもんただユーザーをイライラさせてるだけだ。
ページ分割はPV稼ぎが目的
ではページ分割はウザいだけにもかかわらず、なぜこれほどまでにページ分割をするサイトが多いのか?
ページ分割はPV稼ぎが目的だからである。
PVとはページビューの略。
別の言い方をすればページのアクセス数だ。
本来なら1つのページを見れば『1PV』となるが、彼らは1つのページを5つに区切る。
すると同じコンテンツ量でも全てのページを見れば、PV数は5倍の『5PV』になるのである。
ページ分割はうざいと分かっているのになぜやるのか?
作り手側もページ分割がウザいことは十分承知しているだろう。
ではなぜ彼らはページ分割をして「PV稼ぎ=アクセス数稼ぎ」をしたがるのか?
それには以下の2つの理由がある。
- サイト評価をあげて検索上位に表示させる
- 広告表示回数を増やし、より多くの広告収入を得る
まずページを分割し、閲覧数を増やすことによって、Googleからの評価を上げる効果がある。
Google神からの評価が上がれば、検索順位(順位が高いほど検索したとき上に出てくる)が上がる。
検索順位が高いほどユーザーの目にとまる確率も高くなるので、彼らは必死に検索順位を上げようとするワケだ。
次にPV数が上がるほど広告収入が増えるという側面もある。
新しいページが表示されるたびに、別の広告が表示されるからだ。
彼らのサイトは広告収入を得ることを目的に作られているので、それを増やすためにページ分割をするというのは合理的と言えば合理的である。
ただしGoogleは「ユーザーファースト(ユーザーの利便性を一番に考える)」という信念を基に運営している。
ページ分割は明らかにユーザーの利便性を悪くしているので、そのうちページ分割に対して対策が取られる可能性は十分ある。
具体的に言えば
「PV稼ぎのために無駄なページ分割をしてるサイトは検索順位を下げる」
といったような対策だ。
毎年Googleはユーザーの利便性が上がるよう、さまざまなアップデートを繰り返している。
なので近い将来、『次のページへ』『続きを読む』といった言葉でページ分割をするうざいサイトが絶滅する日が来る......かもしれない。
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冗談です。