公道を走っていると、下の画像ようなシーンをよく見る。
バイクの車間距離が近い。近すぎる。
ここまでバイクが詰めてくると、前を走ってる車はヒヤヒヤしてたまったもんじゃないだろう。
あるいは煽られてるように感じて気分が悪くなるかもしれない。
では一体なぜバイクの車間は近いのか?
その理由を”バイクに乗る側の人間”が考察してみる。
目次
バイクの車間距離が近い理由
バイクの車間距離が近い理由はおおむね以下の5つだ。
バイクの車間距離が近い理由
- 車に煽られやすい
- 車間距離を開けてると割り込みされやすい
- 思いやりが欠けている
- 危険予測が足りない
- 煽っている
バイクは車に煽られやすい
最近はやや少なくなってきた印象があるが、昔からバイクは車に煽られやすい傾向がある。
この原因としては
- 「バイク=遅い」と勘違いしてるドライバーが多い
- 車よりも距離感がつかみづらい
- バイクが左側を走ってるためスペースが気になってしまう
- バイクを嫌いなドライバーが少なくない
というものがある。
また車からすると前方をバイクが走ってる場合、バイクの前を走る車も目に入る。
すると通常よりも車間距離が広く感じられたり、バイクが車間距離を取りすぎていると錯覚をしがちだ。
そうした背景もあって、バイクは車に煽られやすい。
そしてバイク側からすると、車に煽られたくないから車間距離を詰めるという思考が働く。
「私は遅くないですよ」
「前の車と車間詰めてるんで抜けませんよ」
とアピールすることで、彼らは後続からの煽り運転を防ぐのだ。
車間距離を開けてると割り込みされやすい
バイクの場合、車間距離を開けていると頭のイカれたドライバーに突然割り込みされることがよくある。
車に乗っていてもそういう場面はあるが、バイクの場合とくにそういった場面に出くわしやすい。
やはりこれも前の項目と同じで、
「バイク=遅い」
と勘違いするドライバーが多いせいもあるのだろう。
これを防ぐため、言ってみれば危険を事前に避けるために彼らはあえて車間距離を詰めている場合もある。
思いやりの欠如
バイクの車間距離が近い理由には以上のような背景もある。
だから車間を詰めたくなる気持ちは分からなくもないのだが、彼らには決定的に欠けているものがある。
前を走ってる車側への思いやりと危険予測だ。
さきほど「後続の車に煽られるのが嫌だから車間距離を詰める」という理由を話した。
だがバイク側にはよくよく考えてみて欲しい。
その自分がされて嫌なことを、前を走る車にやっているのだということを。
前方を走る車側からすれば、後ろをバイクにピッタリつけられたらどんな気持ちになるだろう?
- 追突されそうで怖い
- うかつにブレーキも踏めない
- 煽られてるようで気分が悪い
ちょっと考えれば容易に想像つくはずだ。
以前、バイクを爆音にする理由を解説した記事で
「バイクは危険だから、自分の存在を知らせるために音をデカくしてる」
という馬鹿げた言い訳をしてるライダーが多いことを話した。
それと今回の話も本質的には大差ない。
彼らには
「自分の身を守るためなら他人にいくら迷惑をかけてもかまわない」
という身勝手さがそもそも根底にあるのだ。
危険予測の欠如
思いやりに加えてもう一つ彼らに足りないのが危険に対する想像力だ。
車のケツにピッタリくっついて走るバイクは驚くほど多い。
だが前の車がちょっとブレーキをかけたら彼らはどうなるだろう?
一瞬でお陀仏である。
「バイクは軽いからすぐに止まれるんだよ!」
とア〇丸出しなことを言うライダーも多いが、実際のところバイクは車以上にブレーキ性能が悪い。
車と違いタイヤがロックして転倒する可能性だって大いにある。
そもそもどれ程ブレーキ性能が優れていようが、それを操作するのは人間である。
前の車がブレーキをかけてから自分がそれに気づいてブレーキをかけるまで、どれだけの時間差があるか?
そんなのサルでも分かるだろう。
要するに車間距離を詰めるバイクは想像力が著しく欠けているのだ。
煽っている
バイクの車間距離が近い理由として、単純に煽っているというのもある。
公道を我が物と勘違いし、とにかく前に出たがるバイク乗りは一定数存在する。
「車間距離を詰めて煽れば前の車がいなくなり、もっと速く走れる」
という猿のごときシンプルな思考回路で彼らは公道を走っているのだ。
ここまでくると、もはや野生動物となんら変わりがない。
車側はなるべく彼らとかかわらないよう、彼らが一人で電柱やガードレールにぶつかることを祈りつつ、さっさと進路を譲ってしまったほうがいいかもしれない。
バイクの車間距離が近い理由は結局この一言に尽きる
以上、バイクの車間距離が近い理由を紹介した。
もう一度おさらいすると以下のようになる。
バイクの車間距離が近い理由
- 車に煽られやすい
- 車間距離を開けてると割り込みされやすい
- 思いやりが欠けている
- 危険予測が欠けている
- 煽っている
これらを一言でまとめると
車間距離が近いバイク乗りは想像力が著しく欠けている
と言い表すことができるだろう。
ほかにも以下の記事ではバイク乗りの頭のおかしさをライダー目線から分析している。
彼らの思考回路が理解できない人はぜひチェックしてみよう。
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