車を運転していると信号待ちで前に出てくる原付を見かけることがよくあるよね。
「遅いくせに前に出てくるな」
「邪魔くさいなぁ」
って思う人も多いんじゃないかな?
そこで浮かび上がるのが
「なんで信号待ちで原付は前に出てくるの?」
という疑問。
実はボクも昔は原付で前に出ていた経験があるから、前に出てくる原付の気持ちはけっこう分かるんだよね。
(今は大型バイクの免許を持ってるので原付には乗ってない)
今回は当時を思い起こしつつ
『原付が前に出る4つの理由』
を話すね。
目次
原付が前に出る理由
原付が前に出る理由は以下の4つ。
渋滞だと原付のほうが速い
信号待ちで原付に抜かれるのが嫌な人は
「どうせ抜かれる癖に...」「遅いくせに...」
って思うことが多いと思う。
でも時と場合によっては必ずしも原付のほうが遅いってワケでもないんだよね。
たとえばある程度道が混んでたりすると、原付のほうが断然速く目的地に着くっていうのは全然珍しい話じゃないんだ。
車じゃ1時間かかる道でもすり抜けするバイクなら30分で着く...なんてケースもよくあるからね。
そもそも
「抜かしても信号待ちで前に出てくる」
ってことは、結局原付を抜いても信号待ちでまた追い抜かれてるってことになるし...
法律では禁止されていない
誤解してる人も多いけど、実は止まっている車を左側から抜くのは法律的にはまったく問題ないんだ。
現に白バイの前ですり抜けをやってるライダーは何度も見たことがあるけど、とくに注意されたり捕まったりすることもないからね。
っていうか白バイ自体がすり抜けしてたりするし。
ただし停止線を超えちゃうと法律的にはアウト。
...とはいえ車でも停止線を越えちゃうことはよくあるから、そこまで厳格に取り締まられることはたぶんないとは思うけど。。
時間に追われてる
バイトや会社などに原付で通ってる人にありがちなのが時間に追われているというパターン。
みんなも「遅刻ギリギリ!急がなきゃ!」っていう経験は人生で何度かあると思う。
そんな時間に追われてる時だと、信号待ちで前に出ればかなり時間の短縮になるワケだから、どうしても前に行きたくなっちゃうんだよね。
まあ都会に住んでるか田舎に住んでるかでも違ってくるとは思うけど。
都市圏ってホント信号ばっかりでしょっちゅう止まるから、すり抜けするとしないじゃ全然時間が変わってくるんよ。
車の前に出るように教わった(?)
これは僕の話じゃないんだけど、中には教習所で車の前に出るように教わったって人もいるらしい。
なんでそんな教えをするかと言うと、原付って車からとても軽視されがちな乗り物なんだ。
で、信号待ちとかで後ろから来た車に追突されちゃう...っていう事故がけっこう多いんだとか。
それを防ぐために「信号待ちで前に出ろ」っていう教えをしたんだって。
まあボクはそんなこと教わってないから教官や時代によって違うんだろうね。
あとボクは見たことがないけど、たまに広い国道なんかだと車の停止線より前方に”二輪専用停止線”なんてものがあるらしい。
だから原付は前に出るように教えてる教習所も多いのかもしれないね。
車列に原付が並んでると逆にイライラする?
一方でネットとかを見てると逆にすり抜けせずに車列に並ばれる方が嫌っていう人もけっこう多いんだ。
自分の前をチョロチョロしないでさっさと先の方に行っちゃってくれっていう考え。
まあ確かに原付の後ろって距離感がつかみづらかったり、中には危険な運転する原付もいるから落ち着かないっていうのは分からないでもない。
とはいえ原付が前に出てきたら、それはそれで抜くのにけっこう神経使うから、「前に出てきてウザい」っていう気持ちも理解できる。
でもぶっちゃけこれらって車側の奢りなんじゃないかな?
道路は別に車だけのモノじゃなくて、自転車も原付も法律でしっかり定められている。
むしろバイクや自転車側からしたら車のほうが幅取ったり渋滞起こしたりでよっぽどアレだからね。
まあ結局何が言いたいかっていうと、
「自分と違う立場の人にも思いやりを持ちましょう」
っていう話です。
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