ライターなどの火を近づけた場合、サラダ油は燃えるのか?
結論から言うとサラダ油は燃えません。
「火に油を注ぐ」
ということわざから、なんとなく油に火を近づけたら燃えそうなイメージがありますよね。
ですがライターを近づけただけでサラダ油が燃えるということはありません。
ちなみに燃えやすさで言うと以下のような順番になります。
ガソリン>>>灯油>>サラダ油
サラダ油が燃えない理由
なぜ火を近づけてもサラダ油は燃えないのか?
これは引火点が関係しています。
サラダ油の引火点はおおよそ250℃以上といわれているので、なかなか燃えないのです。
一方でライターの温度は800℃以上と言われています。
800℃なら引火するんじゃないの?と思うかもしれないですが、熱が移動し油自体の温度が250℃以上にならなければ引火しないのです。
ヤカンでお湯を沸かしたことがあれば分かりますが、ちょっと高熱で炙ったところで、そうすぐに水の温度は変わりません。
一般的なコンロの温度は1800℃前後ありますが、100℃まで温めるのにすら時間がかかります。
それを考えればちょっとライターを近づけたぐらいで油の温度が250℃以上になるわけがないのは当然と言えるでしょう。
ちなみに
- 灯油の引火点は50℃前後
- ガソリンの引火点は-40℃前後
と言われています。
まとめ:サラダ油が燃えることはない
以上のようにライターを近づけたぐらいでサラダ油が燃えることはありません。